こんにちは、イラリタです。
子どもに何かをしてもらおうとする時は、本当に苦労しますよね。行動してもらう以前に、まずこちらの思う対象に意識を向けさせる段階から、心折れそうになることもしょっちゅうです。
我が家の子どもも、手を洗いに洗面所に行ってから、なかなか帰ってこないことがあります。タオルと洗濯機と鏡くらいしかない洗面所で、むしろどうやって時間つぶせるのか教えてほしい。
しかも、部屋の掃除中に漫画全巻セットを見つけたレベルの足止めをくいます。
そんな好奇心旺盛な子どもの意識を、なんとか意図する方向に向け、行動を促すことに成功した、我が家で実績のある方法を3つ紹介したいと思います。
目次
1 発表会編
発表会での演技前の演者紹介やスポーツ選手の意気込みインタビューのように、演者や選手が司会に紹介されている場面を想像してみてほしいです。彼らがコメントする時、これから自分が演じたり、プレーするものをイメージしていない人はそういません。
同じような感じで、親が行動してほしいことをしている姿を子どもにイメージしてもらいます。これが行動を促す、まず第一歩になると思います。
例えば、ピアノの練習をする時間になってもなかなか始めない時は、発表会の司会風にこんなことを言ってみます。
「次は〇年△組のによる、となりのトトロです。一生懸命練習したので聞いてください。」
こんな出だしで紹介してあげると、恥ずかしがりながらも案外喜んで乗っかってくれます。なお、我が家にはとっておきのアイテム、電子ピアノに付属したマイクがあるのでこれを使います。このマイクは、拾った声をスピーカーから聞くことができますのでよりインタビュー感はアップします。
ファンのみんなに一言、とかのフリにも答えてくれたりします。うちの子はこのやり取りが結構、お気に入りで、あれやって~な、とリクエストが入ることもあります。
2 しくじり編
何事もまず、大人がやってみることが大事ですね。
この方法ではまずは大人がやって見せ、どこかで間違えます。もしくは、ここができない/難しいから一緒にやってみようと誘います。もし子どもが少しでもできることであれば、子どもの方から、「私がやってあげるから、見てて」と言ってくれかもしれません。やはり自分ができることをやって見せて、認めてもらいたい承認欲求が働くのですね。そうなれば、しめたものですね。
1と同様のピアノ練習を例にすると、軽く音を外してあげるだけで問題ないです。私の場合、真剣に弾いても間違えますので、わざとらしさは微塵も感じさせません。もしくは、うまくできないから一緒にやってと持ち掛ける手もありそうです。
なお、できたことに対してのみ「すごいね」と声掛けしてしまうと、何だ親にも出来ないことを私は簡単にできてしまうんだ、と思うかもしれません。そうなってしまうと、そのあと努力しなくなってしまうため、たくさん練習したから弾けるようになったんだね、とほめる方がよさそうです。
3 ババ抜き編
自分で言ったことや決めたことってなかなか後から変えにくいですよね。これは子どもも同じなようですね。行動を促したいものの選択肢を用意して、子どもにどれが好きかを選ばせる方法です。イメージとしてはそれぞれの選択肢をカードに見立てて、トランプゲームのババ抜きをする感じです。
少しわかりにくいので、ピアノ練習の例で説明してみます。今日の練習曲として、3つの教材(指の練習、課題曲、過去の課題曲)があったとします。
この時、もしあなたが子どもの立場だったら次のどちらの言い方で言われた方が、やってみようという気になるでしょうか。
- 今日は指の練習、過去の課題曲、課題曲の順番で練習しよう
- (テキストをババ抜きのように広げて子どもの目の前に見せて)どれが今日のあたりだと思う?
いかがでしょうか。ゲーム感覚で少しはやる気になってくれるかもしれません。
おわりに
人間は意外と、やる気が起きなかったものでも少し手をつけると、そのまま集中して、やり続けることもあります。今回載せた方法は、まずは少しでも手を付けてもらうことを目的としたものです。
もし、なかなか思いの行動をしてくれない、という方がいればぜひ試していただきたいです。
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