こんにちは、イラリタです。
子どもがスケジュール感覚を持って行動してくれたらとても嬉しいですよね。私もそんな日が来ることを夢に見ながら、日々、格闘しています。あれこれ細々と言いすぎるのも良くないですが、どうしても気になってしまいます。長期連休の時などは特にダラダラしがちですので、なおさら、そう感じてしまいます。
そこで、今回は我が家で実際に実施して、効果があった、子どもにスケジュール感覚を持って行動してもらうための、ちょっとしたヒントを4つまとめてみました。
目次
1. 子ども自身でスケジュール作成する
まず一つ目は、子どもが主体的にスケジュールを決めることです。我が家でも夜になって、風呂に入れようとしたり、寝かせようとすると、今日は本当はあれがしたかった、まだ終わっていないから今からやるだの、文句が出てきて、なかなか風呂に行かない、寝ないなんてこともあります。
そのため、朝(もしくは、前日の夜)の段階でしっかりと最優先事項を確認しておくことが重要だと思います。たとえ親に誘導されながらでも、子ども自身でスケジュールを立てると、自分の意見が反映されたという肯定感覚も得られますし、かつ自分でやると決めた以上、不満は少なくなると思います。
家族全員の予定やその日に行わなければならない必須事項は、あらかじめ入れ込んだうえで、残りの空き時間の予定を子どもに考えてもらいます。長期連休だけではなく、ある程度リズムの決まっている平日や、遠出のない比較的ゆっくりとした休日などに試してみることがおすすめです。また、子どもの精神力が要求される予定は、できる限り午前中に済ませてしまう方がよいと思います。
その日に一番やりたいことが何かが明確になるので、子どもの動き方がそれほどダラダラしなくなり、みんなハッピーな気持ちで眠りにつけます。
2. 先延ばしを防止する
予定を立てられたら、すぐに一つ目の予定に取り掛かることが肝心です。ここで時間を空けてしまうと、朝一での計画倒れという、三日坊主が脱帽した挙句、途方に暮れるレベルの計画倒れを招いてしまいます。
1日の予定の中には、当然子どもにとって気乗りしない予定が含まれてきます。たとえば勉強や練習の時間です。子どもに限らず人間はどうしても面倒なことは後回しにしてしまいがちです。そこで、先延ばしにしない有効な手段として、有効だと思った方法を3つ挙げます。
- 5分だけ作業に取り掛かってみる
- 初めのできるだけ具体的でシンプルな行動に落とし込む
- 楽しみで釣る
①はとにかく、その作業に5分間取り掛かってみる、というシンプルな方法です。やりだしてみると、意外とエンジンがかかってきて、そのあとはそれほど苦労せずに進められることって結構ありますよね。まずは有無を言わさずやり始めましょう。
②は何から始めていいか分からなくなると、悩んでしまったり、他のことに興味が移ってしまうことを避けるための方法です。取っ掛かりが具体的、かつシンプルな事であれば何も悩まずに動き出すことができ、①の5分間に入りやすくなります。あまり頭を考えずに、手足を使って進められる作業が良さそうです。
③はもはや王道過ぎて、何の補足もありませんが、気乗りしない予定がある場合は、その後に楽しい遊びやおかしの予定を入れるなどです。
3. スケジュールを定期的に確認する
立てた予定は見えるところに貼っておくと、子どもは自分で次の予定を確認をしながら、進めていきやすくなります。予定を紙に書いて貼っておくとみんなで確認できてよいのですが、毎回書いているとたいへんですので、おすすめの方法はマグネットを使って、冷蔵庫などに張り付けるやり方です。
上の写真は我が家で使っているスケジュールです。あまりに低クオリティでしたので、載せるのを小一時間、躊躇していましたが、ふと、厚紙とビニール袋で自作したドレスを纏って遊びに行く我が子を思い出し、イメージが少しでも伝われば、と考えて思い切って載せました。
ある程度決まった予定が繰り返される場合には、このように各用事のマグネットを作成しておくと便利だと思います。
我が家は二人の子どもが、日替わりでスケジュールを決める当番制にしていますので、それぞれの予定とだれが今日の当番か分かるようにしています。まさかこんなところで、お蔵入り直前だった、七五三の写真撮影時のおまけでもらった、子どもの写真マグネットが役に立つとは思ってもみなかったです。
4. 余白時間の確保と作業時間のフィードバックをする
ここまで、色々と書いてきましたが、実際は予定通りにすべてが進むようなことはほぼないと思います。そこで通常のスケジュール管理と同様、適度な余白時間を設けておくことが重要です。計画が押していたら余白時間を削る、逆に余ったら自由時間にくっつけてしまいます。
この余白時間ですが、私はすごく重要な時間だと思っています。子どもはスポンジのように頭が柔らかいため、ついつい色々なことを教えてあげたくなりますので、予定はインプット系のものが多くなってしまうと思います。予定を詰め込みすぎると、アウトプットをする時間が少なくなってしまうと思います。子どもにとって、自由な発想で何にも縛られずに物事を考えたり表現する時間はとても重要なんだと思います。
スケジュールを立てて行動をしてみると、必要な時間が思いのほか長くなってしまったり、突発的なことが生じることがあります。上にあげた、余白時間で吸収出来ればよいですが、収まりきらないことがあると思います。突発的なことは、どうしようもない部分もありますが、必要な時間の見積もりは、精度を上げていくことが可能だと思います。次回、予定を立てるときに目安になるようにおおよその時間を把握しておくと良いです。
子どもに対しても、前はこれくらい時間がかかったから、少し時間を確保したら?とか一番やりたいことに絞ったら?という形で問いかけをしながら共有できるとなお良いと思います
おわりに
今回ご紹介した方法は、予定をタスクで分割して管理する方法です。一方で、学校の授業やビジネスでのスケジュールは、時間で区切られることが多いと思います。どちらもメリットとデメリットがありますが、例えば長期連休中の予定であれば、タスクで分割した方が良いかな、と考えています。時間内に終わらせるということも大事ですし、管理がしやすい点は時間区切りのメリットですが、その反面、進捗具合によっては途中で中断されてしまう可能性があります。
ある程度その日の目標が設定できる要件であれば、終われば残りの時間は自由時間、というやり方が良いと思います。だらだらと時間をかけて終わらせていけませんし、時間が経ったらやらなくて済むような形には持っていきたくありません。そこで、まずはタスクで区切ったのち、おおよその時間を見込む方法が良いかな、と思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。ではまた。
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