子どもに進んで手伝いをしてもらうために大事な2つのこと

こんにちは、イラリタです。

子どもがお手伝いをしてくれるととても助かりますね。さらに、一回お手伝いをしてくれたことを継続してくれるとさらに嬉しいと思います。毎日、同様の作業を行う家事のような場面で、子どもが少しでも手伝いをしてくれると楽になると思います。

そこで、我が家で実践している、できるだけ子どもが自分から継続して手伝いをしてくれるような方法をまとめました。

いきなり結論を述べてしまうと、子どもに進んで手伝いをしてもらうために大事なことは、動機づけルーティン化です。なぜ手伝いをするか(動機づけ)といかにそれを続けやすくするか(ルーティン化)を抑えれば子どもは自分から継続して手伝いをしてくれると思います。もう少し詳しく、具体的な実例を紹介していきたいと思います。

動機づけとルーティン化

お手伝いに限らず、何かをしてもらうためにはまず、その動機付けをすることが大事だと思っています。なぜ、それをするのか、ということが理解できている場合とそうでない場合とでは、まったく行動が異なってきます。ただし、「なぜ」の部分は、それほどしっかりしたものである必要はないと思います。

何となくいいと思ったからやる、という程度の動機づけでも十分効果があります。手伝いに限らず、まずはやり始めること、これが重要です。子どもに手伝いを頼もうとしている作業自体は、それほど難しい内容ではないはずですので、取り掛かってしまえば、それほどたいした労力をかけずとも、進めてくれると思います。要は、いかにして取り掛かってもらうか、の部分が肝心です。

また、一度、手伝いをしてくれた作業は、その後の機会ごとにお願いするのではなく、ルーティン化してしまいましょう。

次からもう少し詳しい方法をまとめていきます。

具体的な方法

  1. お手伝いシートの活用

まずはお手伝いシートを用意しましょう。これは我が家において必須です。

お手伝いシートを入手したら子どもの目に入る高さに貼っておきます。そして、手伝いをしてくれたらマスをどんどんと埋めていく、とてもシンプルな方法です。人間だれしも空いているマスがあったら埋めたくなりますよね。時折、「もう〇〇個まで溜まったね!たくさんお手伝いしてくれたね」と声掛けしてあげるだけで、意欲の再向上も図れます。

また、マスを埋めていく際も単に色を塗ったりチェックを付けるだけではなく、ビジュアル的に楽しめるようにシールを貼ったり、スタンプを押したりした方が良いです。ビジュアル的に楽しめる、と言ったばかりですが、我が家はシャチハタスタンプ(苗字の印)を使用しています。。。

どうしてこうなったかというと、このシャチハタスタンプは、普段は親が使用しているため、子どもは使えないのですが、お手伝いスタンプを押すときだけ貸してあげることで、ちょっとした特別な体験ができる、という思いがあったのだと想像しています。すでにお手伝いシートに何百回と押しているので、新鮮さはないと思うのですが、押し心地がいいのか今も喜んで使用しています。

フォーマットはどのようなものでも良いですが、マス目の数は20個程度のものが良いと思います。個人的には、30個ですとやや中だるみが生じてしまうと感じています。

私は以下の無料のお手伝いシートを掲載サイトやオムツメーカーのオムツ取れたねシートなどを活用しています。少しでも子どもの目を引くことができるデザインを選んでいます。

シートは以下のサイトなどで無料で公開されています。子どもが好きそうなデザインがいろいろとあり、ありがたいですね。

お手伝いシート・生活チェックシート | ぷりんときっず

  1. 目標を設定

動機づけにおいて目標設定は必要です。我が家では、お手伝いシートを全て埋められたらお小遣いをあげることにしています。もので釣るのはどうか、という意見もありそうですが、何か報酬をあげないと言うことを聞かない、ということはないですし、純粋に頑張って手伝いをしたらもらえて嬉しいという感覚の様です。

お金には早めに慣れさせたいと考えていますし、足し算や引き算といった算数の勉強にもなっています。ゴールの20までは、あと何個?、今まで3枚集めたから全部で何個?といった具合に算数の勉強の一環にもなっています。

  1. ライバルを作る

ライバル意識は、動機づけとの相性がいいように思います。我が家では、二人の子どもが競うような形で手伝いをしています。片方が手伝いをしていると、スタンプ数に差がついてしまうため、自然ともう一人も手伝いをするようになりました。

最近は二人で協力すれば、より早く終わらせることができることにも気が付いてきており、作業を分担してみたり、少しでも早く終わらせる方法を考えたりしているため、そうした考える力もつくといいなと思っています。

お子様が一人であれば、過去の自分をライバルに見立てても良いと思います。自分の成長を感じることができれば、より難しい手伝いにもチャレンジしていってくれる、かもしれません。

  1. ルーティン化

継続してもらうためには、手伝いを習慣化してしまうと良いと思います。一日のスケジュールの中にあらかじめ組み込んでしまうことで、特別、その手伝いをする理由を考えることなしに行動に移ることができます。

「この前手伝ってもらった、これこれだけど、覚えているかな?今日はどうする?」という感じで、選択権を示しつつ、ちゃっかり規定スケジュールにしてしまっています。

また、お手伝いシートがすべて埋まった時は、すかさず次の手伝いシートを選ばせることで、半ば自動的に手伝いを継続してもらうことができますので、お手伝いシートのストックは切らさないように、また複数の種類を用意しておくとよいでしょう。

  1. 感謝を伝える

これが一番大事ですね。どんなに簡単なことであっても、手伝いをしてくれた後は、感謝の言葉をかけています。ありがとう、という言葉でも十分だと思いますが、私は手伝いをしてくれて助かったことや、喜んでいることも伝えるように心がけています。

おわりに

子どもに手伝いをしてもらい、かつ習慣化する方法をまとめてみました。いやいやではなく、子どもが楽しみながら手伝いができて、誰かの役に立つことで喜んでもらえることが学べるように、色々と試していこうと思っています。

今回も読んでくださり、ありがとうございました。