こんにちは、イラリタです。
先日、シラチャ(ほぼレムチャバン)にある宇宙博物館、スペース・インスピリアムに行ってきました。少し前にスペースXが有人ロケットを打ち上げた時、打ち上げの様子を見ていたのですが、子どもがそれに興味を示していたため、よし、それならば、と出かけてみました。(本当は自分が見たいだけ)
入場料金は大人50THBと破格ですが、展示は十分な見ごたえがありますので、もしお子様が少しでも宇宙に興味があれば、楽しめると思います。
目次
施設概要
場所はシラチャの南、住所の上ではシラチャになっていますが、ほぼレムチャバン港に近い位置です。
バンコク、シラチャ方面から向かう場合は、モーターウェイの側道を走っていくと左側に青色の標識が出ていますので、標識に沿って進んでいけばよいと思います。そこそこ大きな標識なのですが、私は通り過ぎました。皆さんは大丈夫だと思います。
名前 | Space Inspirium(スペース・インスピリアム) |
住所 | Thung Sukhla, Si Racha District, Chon Buri 20230 |
料金 | 大人 50 THB 小人 20 THB (120cm以下は無料) ※外国人価格はありません |
営業時間 | 9:00~16:00 火~金曜日(月曜定休日) 9:00~17:00 土日祝日 |
公式HP | https://spaceinspirium.gistda.or.th/en/ |
所要時間 | ゆっくり回って2時間 |
博物館自体はそれほど大きくないのですが、敷地は思いのほか広いです。モーターウェイ沿いに出ている標識を見逃して変なところから敷地に入ろうとしたためか、入り口で警備員に何やら聞かれました。ドライバーが何やら答えてくれて、無事に通過できました。
博物館内
受付
2階が入口になっているため、階段を上がった先の自動ドアを抜けると受付があります。併設カフェの利用か、博物館の観覧かを聞かれ、博物館の観覧希望と伝えると、子どもの身長を(適当に)測り、料金を支払います。
何と、外国人価格がありません。しかも50THBです。安い!
展示1. 太陽系惑星の模型と宇宙観測の歴史ゾーン
受付横を抜ける通路には太陽系惑星の模型が頭上に吊られています。太陽は大きすぎるので無理ですね。どれが地球か子どもに聞くと、木星や土星を選んでいました。当然、大きいと思いますよね。
展示は壁に説明があるか、スクリーンで動画が流れるかですが、タイ語もしくは英語になっています。子どもの手前、展示を読めているふりをして、適当に自分の知識で補完しながら説明をしました。
月面の重力の違いや、地球が奇跡的に生命が生存できる環境であることなど、書いてあることないこと、適当に話していきます。
展示2. 宇宙開発ゾーン(ロケット、ISS/国際宇宙ステーション)
人類の宇宙観測の歴史を横目に抜けた先の、宇宙開発コーナーにはロケットやISS/国際宇宙ステーションの説明があります。ここにはロケット発射ゲームがあり、子どもが遊ぶことができます。といってもディスプレイ上でカウントダウンがされて、カウント0、になったら発射や切り離しの装置を押すだけですので、小さい子どもでも遊べます。
その横には宇宙飛行士の訓練用トルネードスピンがありました。ちょうどやっている人がいなかったため、どの程度のものか分かりませんでしたが、さすがにスルーしました。
展示3. 宇宙のあれこれ体験ゾーン
先に進むと火星(月?)での重力体験と称した、体験コーナーがあります。紐で釣られた椅子に腰かけ、歩くと紐に引かれて体が少し浮き上がり、さも低重力空間を歩行しているような感覚を味わえる装置です。
しかし、私の説明スキルでは、到底、重力の違いを説明しきれず、月面はトランポリンか何かだと理解するに終わりました。いつかこの体験が実を結んで、理解してくれる日が来ると自分を励まし、後にしました。
宇宙服の展示です。ロマンがありますね。
館内にはこじんまりとしたシアターもあり、日によっては色々なイベントが開催されているようです。公式HPにイベントカレンダーが掲載されています。この日はちょうど科学実験ショーをやっていました。
ショーは温度の異なる二つの色水を混ぜるとどうなるか、水を入れたグラスを板で蓋してひっくり返すと、板はどうなるか、といった科学ネタでした。なお、ショーは全編タイ語でお送りされますので、これまたフィルターかかりまくりの通訳(95%は想像)をはさんで、子どもに伝えました。
ショーの時間は15分程度で、開始時間が近づくと係員が誘導してくれました。
ここまでが2階の展示物です。カフェの近くに1階に降りるための階段がありますので、この先の展示は、そこを降りた先にあります。
展示4. 人工衛星技術ゾーン
1階は全て人工衛星からの情報を利用した技術の紹介コーナーになっています。その技術をゲーム感覚で体験できる機器がたくさん置いてあるのですが、残念ながら、1/3は調整中で使用できませんでした。まあ、50THBだから仕方がないか、となりますね。
VRを利用した設備も3つほどありますが、一番楽しそうな大きな球体の中に入って、シミュレーターチックなことができそうな設備は身長制限がありました。(たしか120cm以上)
子どもが一番時間をかけて遊んだものがこちら。
砂で山を作ると、上から高さをスキャンしてグラデーション付きの等高線を引いてくれる代物です。子どももどうやら、仕組みは理解してくれたようで、2つの山の高さを色で比べたり、カルデラの様なものを作って、色を確認したりしているようでしたが、おそらくそう見えただけでしょう。ただの砂遊びですね。
また、子どもそっちのけで遊んでしまったため、写真を撮り忘れたのですが、タイの各地域に合った作物を選んで栽培し、収穫する収穫ゲームにもはまっていました。
その他にも自分で色を塗った塗り絵のキャラクターをスキャンしてもらうと、壁に映し出されている仮想空間に登場する、というコーナーもありましたが、残念ながら調整中。。懐かしのAIBO風の何かの塗り絵だけして帰りました。
一部は日本企業のパネル展示ブースになっていました。衛星情報を利用した技術の紹介を兼ねて、自社技術の宣伝を行っているようです。案の定、この空間はダントツで低い人口密度でした。
外には宇宙ステーションの居住空間を再現した部屋があります。また、敷地内にはアンテナもあって、ちょっと独特な雰囲気です。
おわりに
宇宙に興味があるお子様には、ぴったりな場所だと思います。程よいボリュームで、半日時間が空いた時には、ちょうどよかったです。
敷地を南側に出たすぐの場所におしゃれなカフェレストラン「Che with D cafe & restaurant」もありますので、昼ご飯がてら出かけてみるのも良いかな、と思います。
コメントを残す