こんにちは、イラリタです。
先日の週末、台風の影響で外に出られなかったため、久しぶりに子どもと一日、家の中で遊んでみましたが、なかなか新しい発見がありましたので、おすすめの家遊びと家遊びをおすすめする理由をまとめてみました。
目次
子どもは忙しい
子どもは意外と忙しい日々を過ごしています。
特に平日は朝から幼稚園や学校に行って、帰ってきてからは宿題をこなしながら、友達と遊びに出かけたり習い事に通って、風呂と夕飯の後は、工作をしたりおもちゃを引っ張り出して遊んだり。週末も習い事やスポーツクラブ、家族の予定で出かけたりして、ほとんど時間がないです。
もちろん、柔軟な子どもは色々な経験を通して学んでいくため、どんどん外に出て新しい刺激を受けた方がいいと思います。
しかし、授業や何かの経験によって得られる「入力」の割合が高すぎるように感じます。学校や習い事でも発表だったり、何かを創造する機会がありますが、外からの刺激だけでなく、もっと自分の内にある想いや考えを「出力」する機会があった方がいいと思います。
そんなことを考えていた時、子どもと一日、家の中で遊んでみると、不足していると感じていた、想いや考えを「出力」する機会が意外と多いことに気が付きました。
おすすめの遊び方
おすすめの遊びを4つ紹介します。紹介すると言ってもどれも超一般的な遊びですので、もったいぶらずに書いてしまいます。
何かになりきって遊ぶ【ごっこ遊び】
ごっこ遊びについては、もはや説明の必要はないのでと思います。正直、これが最強の子どもの家遊びじゃないでしょうか。
ただ、単に普通のごっこ遊びをするだけではなく、少しの工夫と親のかかわり方で学びの場に変えられると思います。
例えば、定番のお店屋さんごっこで遊ぶのであれば、レジを用意して数字の計算をしてもらったり、仕入れや宣伝といったお店のシステムや作業プロセスを考えるように仕向けてあげると、良いと思います。
先日、お店屋さんをして遊ぶ子どもの様子を見ていたら、入店時の検温やアルコール、滞在記録をとるQRコード(コロナ禍のタイでは入店時にQRコードを読み取り、行動記録を残します)コロナ対応までばっちりでした。さすが、子どもはよく見ています。
足りないものは自分で作る【工作/実験】
こちらもおすすめ。ごっこ遊びで必要なものがあったら自分たちで作ってしまうことをおすすめします。そのため、うちではできるだけ空き箱や面白い形の空き容器は、取っておくようにしています。
うちの子どもは、NHKで放送されている「ひらめきノージー」という番組がお気に入りで、時々見ては、まねして工作をしています。ゼロから考えて作る、ということも大事ですがなかなか難しいと思いますので、まずは真似するところから始めて、徐々に自分なりのアレンジを加えていけるといいと思います。
また、科学実験も盛り上がります。簡単なところでは色水の氷を作るでもよいです。凍らせるだけでしょ?と思われるかもしれませんが、意外と色々な発見があったりします。
私が住んでいるタイには、バタフライピーという青い花が咲いていて、これを水に入れて作った青色の色水にレモン汁をかけるとピンクに変わります。こうした実験的な要素を入れてあげるとより興味が沸いておすすめです。
知育教育にもなる【カードゲーム/ボードゲーム】
数あるカードゲーム/ボードゲームで私が一番おすすめしたいのは、モノポリーです。
モノポリーと聞くと子どもには難しそうな印象があるかもしれませんが、あるんです、子ども用のモノポリーが。それがこちらです。
海外版のためすべて英語ですが、英語が分からない5歳児くらいでもまったく問題なく遊べています。
キャラクターがいまいち可愛くない点はさておき、最近のボードゲームも進化しています。現行ATMカードのようなものがついてきて、銀行の役割を果たすトークンに挿して、お金の入金や出金ができます。
ルールはアレンジを自由にできますので、お子様の難易度に合わせて設定すれば良いかなと思います。大人用のモノポリーほどではありませんが、世の中のお金の流れに少し触れられる機会になるためとってもおすすめです。
トークンの操作や親が普段使用しているカードが使えるということもあり、子どもの食いつきもとてもいいです。先日、うちの子どもが友達に教えながら、子どもだけで遊んでいましたが、みんなで楽しく遊べました。
お絵描きの一歩先へ【絵画/書道】
普段、お絵描きや色塗りで遊ぶお子さんも多いと思いますが、せっかく家で遊ぶと決めた日は、もうひと手間をかけて絵具で絵画や書道を試してみるのもアリです。
絵具や書道は準備や後片付けも必要なため、普段はなかなか手が伸びませんが、今日はやるぞ、と決めて取り組みましょう。
書道も初めはしっかりやる必要はなくて、ひらがなでも絵でも線だけでも何でも良いと思います。ひらがなをかけるお子さんは、日常で使っている鉛筆やボールペンとは異なり、文字のはらいや止めがしっかり分かるため、半分遊びながら、感覚を掴めると思います。
うちの子どもは墨をすったりするだけで大盛り上がりでした。まともに書いた文字と言えば、「りんごだいすき」や「コロナきらい」くらいです。
唯一の難点は子どもが描いた絵や書いた半紙の処理に困る点ですね。うちの子どもは壁に貼りたがるので、壁がカオス状態になっています。
家遊びのおすすめする理由
私が家遊びをおすすめする理由は、子どもの内にある想いや考えを具現化/伝達する機会が得られるためです。特に、次の3つの良い点があると感じています。
- アウトプットの場にしやすい
- 情報をリンクさせやすい
- 親子のコミュニケーションが図れる
アウトプットの場にしやすい
今回の家遊びで再発見した最大の魅力は、家遊びが良質なアウトプットの場だということです。
現代人が一日に得る情報量は、江戸時代の人たちが一年間で得る情報量に匹敵するそうです。さらに、平安時代の人にいたっては一生分の情報量とのことです。もはや良くわかりませんが、とにかく現代人は情報に溺れているということのようです。
ただでさえ、見るものの殆どが新鮮な子どもにとって、今の情報量はもう情報過多以外の何者でもないです。周りで起きたことに全然気がついていない我が子を見ながら、普段、一体何を見聞きしてるのだろう、と不思議に思っていましたが、もしかしたら情報が多すぎるのかもしれません。
新しい知識や体験をするインプットは重要ですが、ややインプットに時間を費やしすぎているようにも思いますので、家遊びをアウトプットの場として活用すると良さそうです。
情報をリンクさせやすい
2つ目のポイントは、情報のリンクや復習ができる点です。
子どもは遊びを通して新しく覚えた言葉を使ってみたり、動作をまねてみたり、知識に基づく設定を考えたりして、次第に自分のものにしています。
学校で勉強中のものを把握できていると、そうした要素も盛り込んでみたりすると、復習にもつながります。例えば、算数の数の計算を勉強中であれば、お店屋さん(レジ)のごっこ遊びや、モノポリーなどのボードゲームで積極的に計算をする機会を作るといいと思います。
家遊びに限らず、外での遊びでもできること思いますが、家で遊んだ時の方がより誘導がしやすく、また勝手も分かっているため効率が良いと感じています。
親子のコミュニケーションが図れる
子どもと遊んでいる中で、コミュニケーションが生まれます。
遊びを通して、子どもの理解度を知ることができます。また、何か作業をしながら、幼稚園や学校での出来事を聞くこともできます。
普段はなかなか学校での出来事を聞ける機会もなかったりするので、この機会に色々と話を聞いてみることも大事な点だな、と思います。
おわりに
梅雨、台風、豪雨、そして今はコロナによる自宅待機などで外で遊べない機会は意外と多いと思います。そんな日には思いっきりインドアで家遊びをしてみてはいかがでしょうか。
遊び方を少し変えるだけでも新しい発見がこの記事が少しでも役に立てば嬉しいです。
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