こんにちは、イラリタです。
タイに住み始めてからしばらく経ち、近場の有名観光スポットはだいたい押さえてしまったので、出かける場所を探している、または、見るだけの観光ではなく何か新しい体験をしたい、という方も多いと思います。
そんな皆様に、タイで気軽に魚釣りを楽しめるスポットを紹介したいと思います。
魚釣りの経験がないから、と敬遠される方もいるかもしれませんが、実は意外と簡単にできてしまい、しかも子連れでも楽しめるため、ご家族にもお勧めしたいです。
はっきり言って、めちゃくちゃおすすめですので、ぜひ体験してみて欲しいです。
目次
初心者、子連れで釣りを楽しめるか
魚釣りは経験や道具がないと難しい、魚が釣れないと楽しくない、タイで本当に大丈夫なのか、と不安に思われるかもしれませんが、実はすごく気軽にできて、かつ予想外に簡単に釣れてしまう場所があります。
それは、シーチャン島です。
シーチャン島はチョンブリにある日本人も多く住むシラチャの沖に浮かぶ小さな島です。シラチャ民は目と鼻の先、バンコクからもシラチャまでは1時間半くらいで来れる場所です。
そこに、釣りの道具(釣り竿、網など)や釣り餌の用意から、釣りの仕方の説明に至るまで、万全のサポートしてくれる「陣田筏」というお店があります。
詳細は後半に書いてありますが、日本人経営で日本語のwebサイトが用意されており、当日案内や説明をしてくれるガイドとは片言の日本語を交えて丁寧にサポートしてくれるので、まったく恐れることはありません。島に手ぶらで行って釣りを楽しめます。
釣りは初心者という方でも、子連れで釣りをしたいというご家族でも安心して楽しむことができると思います。子連れで釣りを考えている方は、お友達を誘って釣りをするとさらに楽しめると思います。
シーチャン島へのアクセス
シーチャン島はチョンブリにある日本人も多く住むシラチャの沖に浮かぶ小さな島です。
あまり有名な観光スポットがない小さな島ですが、綺麗なビーチもあり、タイのローカルな雰囲気の中でゆっくりと楽しめる島です。
シラチャからシーチャン島までは定期便の船で約40分かかります。1時間おきに出航するスケジュールのようですが、その日の人数によって若干、間引きされることがあるようです。
特別波が高い日でなければ、船がそれほど大きく揺られることはありません。
シラチャから橋を渡ってアクセスできるロイ島に船着き場があり、そこにチケット売り場があります。橋を歩いて渡ることは少し大変なので、シラチャの街中でトゥクトゥクをひろうか、バンコクから車で来た場合は、ロイ島まで行ってもらいましょう。
シラチャ・ロイ島のチケット売り場は、停泊している船の目の前にある小屋です。片道50バーツです。シーチャン島から帰る時も、シーチャン島の船着き場にチケット売り場があります。
コロナ以降は入島時にワクチン接種証明書の提示が求められるので、用意が必要です。電子データ(写メ)で問題ありませんでした。
陣田筏の利用方法
ご紹介する釣り場を経営しているお店が、陣田筏さんです。
名前の通り、海の上に浮かぶ筏の上で釣りをします。波が高くなければほとんど揺れないため快適に過ごすことができます。
営業日は土日のみのため注意です。
事前予約
まずは、web上(日本語)で予約をします。会員登録が必要になります。
4つの筏が連結されていますが、予約時にどの筏にするかを選択します。
それぞれの筏には、定員が設定されているので人数を見ながら予約を進めます。筏を貸切ることもできますので、複数家族で筏を占有すると子どももはしゃげると思います。
陣田筏ではお昼ご飯も頼むことができます。おにぎりやお弁当などを頼んで、一日釣りを楽しむ過ごし方も楽しいと思います。釣りをしているとあっという間に時間が過ぎていきます。
公式HP | http://www.jindaikada.com/ |
営業日 | 土日祝日 |
用具の選び方
筏を選んだあと、往復の船の時間やレンタルする釣り用具を選択していきます。(値段は20221月現在)
大人(中学生以上) | 900バーツ |
子ども(3歳~小学生) | 500バーツ |
幼児 | 200バーツ |
貸竿(小;アジ、キス用) | 150バーツ |
貸竿(中;シマアジ、クロダイ用) | 200バーツ |
貸竿(長;サヨリ、遠投用) | 200バーツ |
餌1人分(エビ、イカ、キビナゴ) | 150バーツ |
クーラーボックス(氷付き) | 150バーツ |
椅子&竿掛け(貸) | 100バーツ |
釣り竿
釣り竿は3種類用意されていますが、初めての方やお子様は、小さい釣り竿で十分だと思います。下の写真が小物用釣り竿です。3連の針が付いていてキスやアジが釣れます。
餌
餌はエビ、イカ、キビナゴの3種類があります。一番食いつきが良いのはエビですが、イカでも十分食いつきます。(下の写真はイカとエビ)
餌を触るとかなり手がべたつきます。おしぼりやウェットティッシュを持って行った方が良いです。
その他
背もたれ付きの椅子も借りておいた方が良いです。また、釣った魚を持って帰ったり、後述する料理屋さんでさばいてもらう場合は、クーラーボックス(氷付き)もお願いしておきましょう。
シーチャン島からの移動
シーチャン島に上陸後、道なりに歩いていくと「陣田筏」のポロシャツを着た店のスタッフが待っていてくれます。キョロキョロしていると向こうから声をかけてくれました。
釣り場は船着き場から離れたところにありますが、釣り場は乾季と雨季のシーズンによって場所が異なるため、移動手段もトゥクトゥクまたは、再度船の2パターンあります。
乾季は最寄りの岸、というか崖まで トゥクトゥクで5~10分移動してから筏に移動しますが、結構足場が悪いので小さなお子様連れの方は注意です。歩きやすい靴で行った方が良いです。
帰りは逆のルートですが、船の出向時刻にかなり時間的余裕をもって到着します。30分以上前には着きますので、少し時間を持て余してしまいました。
釣りのやり方
針に餌を付けて、重りが海底に付くまで糸を垂らしておくだけです。すぐに魚が食いついてきて、竿を伝って振動が伝わってきます。
いつ引き上げるかはなかなか判断が難しいので、実際にやりながら感覚を掴むと良いと思います。
数十秒間、振動がないときは、餌が認識されていない場合があるので、少しだけ重りを上げて、また落とすと食いついてきます。また、竿を少し上げた時に振動が長く続く場合は、魚がかかっている可能性が高いので、引き揚げましょう。
魚から針を取る作業はスタッフが手伝ってくれます。慣れてくると自分でもできるようになります。ひれに毒のある魚もいるので気を付けてください。
釣れる魚の種類
小さい釣り竿で釣れる魚は、キス、アジ、イトヨリダイなどです。
キスです。
イトヨリダイです。
他にも、食べられませんがフグもかかります。
背びれに毒を持つ魚や美味しくない魚も釣れるため、初めのうちはスタッフに食べられるかを確認しながらにしましょう。
筏は時折、場所を変更しながら魚のいるスポットに移動してくれますので、よほど運が悪くない限りコンスタントにあたりが来ます。この日は3時間くらいで10数匹釣れました。
釣った魚の調理
陣田筏には食堂もあり、釣った魚はそこでも調理してもらうことができます。
また、シラチャにも自分で釣った魚を調理してくれるお店がいくつかあります。おすすめは、スカパープ公園の向かいにある日本料理屋「あさみ」です。
店員さんも釣った魚の持ち込みには慣れたもので、発泡スチロールに入った魚を見せると、勝手知ったる様子で厨房に持って行ってくれます。
こちらが調理してもらった料理です。調理方法は指定してもいいですが、お任せでいけます。
キスの天ぷら(美味)
キスのフライ(個人的には天ぷらの方が好きですが、子どもにはこちらが人気)
イトヨリダイの刺身(鮮度抜群)
イトヨリダイは一部塩焼きにもしてもらいましたが、小振りでしたので食べるところがほとんどありませんでした。
小振りの魚しかありませんでしたが、しっかりと味わえます。どれも新鮮でおいしかったですが、やはりキスの天ぷらは安定の絶品でした。
おわりに
いかがだったでしょうか。
とても良い思い出になること間違いなしですので、少しでも興味を持たれた方は、早速今週末の予約をしましょう。
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