こんにちは、イラリタです。
先日、世界遺産のアユタヤ遺跡を観光してきました。
アユタヤ観光というと、バンコクから日帰りで行く人が多いと思います。しかし今回は、アユタヤで1泊するプランで観光してきました。
アユタヤは日帰りでも楽しめますが、我が家のように子連れ、かつゆったり旅行が好きな方には、1泊2日で観光されることをおすすめします。
ここでは、実際に1泊2日で観光したときの旅程をモデルコースとしてご紹介したいと思います。
目次
アユタヤはどんなところか
アユタヤはバンコクの北に位置して、バンコクから車で1時間程度の距離にあります。
街の周囲を取り囲むようにチャオプラヤ川が流れています。この川を下っていけばバンコクまで行けるため、アユタヤからバンコクまで川下りを楽しむツアーもあります。バンコクよりは上流にあたりますが、既にめちゃくちゃ濁ってます。
アユタヤは小さな町ですが、町全体が世界遺産登録されていて、各所に遺跡が残っています。
アユタヤには、1351年 – 1767年の間、アユタヤ王朝が存在していました。遺跡はこの頃に建造されたものですが、王朝の末期に隣国のビルマ(ミャンマー)からの侵攻を受けて、多くの建造物が破壊されてしまいました。
自然倒壊した箇所もあると思いますが、ビルマ軍に破壊された場所も多く、特に各遺跡に安置されている仏像が、ことごとく破壊されています。しかも頭部のみが破壊されており、戦闘による被害ではなく、意図的なものであることが分かります。
旅行日程
私がおすすめする1泊2日プランのスケジュールです。
1日目
- 10:30-11:30 ワット ヤイ チャイ モンコン Wat Yai Chai Mongkon
- 12:00-13:00 (昼食)海鮮市場で焼きエビ
- 14:00 (ホテルチェックイン)SALA Ayuttaya
- 15:00-17:00 ホテル周辺散策(ロッティサイマイ、プラータピアン工房)
- 18:00 (夕食)
2日目
- 9:00-10:00 ワット マハータート Wat Mahathat
- 10:00-11:00 ワット プラ シー サンペット Wat Phra Sri Sanphet
- 11:00-11:30 ワット ローカヤスター Wat Lokayasutharam
- 12:00-13:00 (昼食)Busaba cafe & meal
我が家はバンコクよりさらに1時間以上アユタヤから離れていることもあり、行き帰りの時間を長めに見込んでいます。バンコクから向かわれる方や、2日目の帰りがもう少し遅くても良い方は、他の遺跡や水上マーケット、象キャンプに行ってみるなど、もう少し盛り込むことも可能です。
それぞれのスポットをピン留めしたマップを載せておきます。
観光スポット(1日目)
ワット ヤイ チャイ モンコン Wat Yai Chai Mongkon
この遺跡はチャオプラヤ川に囲まれた市街の外にあります。一番の目玉は中心にある約72メートルの仏塔です。他の遺跡にも仏塔は数多くありますが、登ることができるのは、このワット ヤイ チャイ モンコンだけです。
登る際は靴を脱ぎます。手摺はなく、特に上の方は急な階段になっています。
上まで到達すると、そこから四方を眺められる回廊があります。圧倒的なラピュタ感。
仏塔の最上部には階下の壺にコインが入ると願いが叶うとされている、コイン投げ場があります。子どもと一緒にトライしましたが、壺が思いのほか遠くて暗く、投げたコインの小ささも相まって入ったかどうかよく分かりませんでした。
一番大きなコイン出せばよかった。ケチったわけじゃなく、無かっただけです。いや、ほんと。
ちなみに周囲は金色の仏像が複数安置されていて、仏様に見守られながら、皆で煩悩てんこ盛りのコインを必死に投げ込んでいます。
この寺院には、敷地入口の左手に涅槃仏があります。仏像にお祈りをする際は、花や線香、ローソクをお供えすることが一般的ですが、ここでは参拝者が涅槃仏に黄色の布をかけていました。
中にある無料トイレの裏手に溜め池(?)があり、そこになぜかカメがたくさんいました。待ち時間や子どもの気晴らしにくらいにはなります。
施設概要
名称 | ワットヤイ チャイ モンコン(Wat Yai Chai Mongkon) |
住所 | Khlong Suan Phlu Phra Nakhon Si Ayutthaya Amphoe Phra Nakhon Si Ayutthaya |
拝観料 | 20 THB(子ども無料) |
エビセンター(海鮮市場)
昼食がてら、郊外にある海鮮市場に行ってきました。養殖の川海老(おそらくオニテナガエビ)が市場の主役です。
グーグルマップを見ると「エビセンター」なる名前で登録されています。インパクトあって覚えやすいですが、現地では伝わらないかもしれません。
ほとんどの店が持ち帰りだけでなく、店内で食べることができます。店の前にサイズごとに選別されたエビたちが水槽に入れられています。
この市場の記事を書かれている他のブロガーさんがおすすめされていた、黄色い看板の店に入ってみました。(マップにピンあり)
この黄色い看板の店と、その通りを突き当たりまで行った店のエビが、値段の割に比較的大きくて流行っていました。
こちらの店は、当然焼きエビがメインですが、メニューは他にもスープ、チャーハン、空心菜炒め、トートマンクン(エビのすり身揚げ)などで、種類は少ないですが、色々あります。
焼きエビはサイズごとに値段が違いますが、我が家は450THBのものを選択。計15匹のえびが出てきました。
焼きエビ、チャーハン、トートマンクン、トムヤムクンをオーダー。チャーハンは蟹チャーハンにしましたが、それ以外は全てエビというエビ祭り。温かいうちに食べないともったいないので、お口がエビ祭りやー、などと言う暇もなく、黙々と食べました。
焼きエビはプリプリ食感で満足感があり美味しいです。若干、味付けが物足りなく感じました。ソースが付いてきますが、それよりも、もう少し塩を振って焼いて欲しいなぁと感じましたが、新鮮なエビに大満足です。トムヤムクンはめっちゃ辛いです。
焼きエビ(15匹)、カニチャーハン、トートマンクン、トムヤムクン、水で約1000THBでした。
お店には”そこそこ”きれいなトイレが付いています。
SALA Ayutthaya
今回のホテルは、SALA Ayuttayaをチョイスしました。ホテルでゆっくり旅の予定でしたので、こちらのおしゃれホテルにしました。
このホテルの1番のポイントは、立地の良さと絵になる景観です。部屋の種類は色々ありますが、窓から対岸の遺跡を眺められる部屋を全力でおすすめします。こんな感じです。
また、ホテル内は至るところがインスタ映えポイントになってます。下の写真はただの通路です。ただの通路がこれまたオシャレ。
日中は記念撮影大会になっていますので、人気のない時間を狙う必要があります。写真は朝に撮影しました。
ホテルチェックイン後は、ホテル内で写真を撮ったり、遺跡を見ながらゆっくりしたり、周辺を散策したりしているとあっという間に時間が過ぎていきます。
ホテルの前の通りは、アユタヤ名物のお菓子「ロッティサイマイ」の店が軒を連ねています。ロッティサイマイとは、糸状に細くした飴菓子を小麦粉のクレープで巻いて食べるお菓子です。
ホテルから徒歩圏内に数十件はあると思います。よくおすすめされているお店の場所にマップ上でピンを付けています。人気店には次々と人が買いに来るため、一目でわかります。
このロッティサイマイを買って、ホテルで食しました。パリパリとモチモチの食感が面白いので子ども受けもよいので、ぜひトライしてみてください。
夜はホテルのレストランで食事をしました。ライトアップされた対岸の世界遺産を見ながら、レストランでゆっくりお酒をいただく、、、なんて優雅なことができれば良いですが、子連れ旅行ですと、なかなかそうも行かないので、部屋から遺跡見ながら晩酌しました。
部屋で窓から遺跡を見ながらおやつパーティー(子どもが命名)を楽しめるので、遺跡ビューの部屋がおすすめです。朝も朝日に照らされた遺跡を見ることができます。
施設概要
名称 | サラ アユタヤホテル(SALA Ayutthaya) |
住所 | 9/2 Moo 4, U-Thong Road, Pratu Chai Phra Nakhon Si Ayutthaya, 13000 Thailand |
公式HP | https://www.salahospitality.com/ayutthaya/ |
予約サイト(Agoda)はこちら |
時間とタイミングが合えば
本当はこの日もう一つ行きたいところがありましたが、残念ながら店が閉まっていました。
プラータピアンという椰子の葉で魚のや海老などの形を作った、タイのお土産の工房です。
バンコクなどでも売っているのですが、どうもアユタヤで大部分が作られているという噂を聞きつけ、調べてみたところ、ホテルの近くに工房があり、そこで作成体験もできるとのことだったので、楽しみにしていたのですが、残念です。
16時半頃に行ったのですが、既にしまっていたのか営業日ではなかったのか不明です。
まとめ
アユタヤは絵になる古都ですね。
2日目の内容は下の記事にまとめていますので、そちらも是非見てください。
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