こんにちは、イラリタです。
みなさんは子どもに読み聞かせをしていますか。
時間がない!子どもが興味を示さない!という方もいるかもしれませんが、絵本の読み聞かせで得られる効果は、様々な研究で分かっています。読解力、語彙力、表現力などの発育に効果が見込めるそうです。
我が家は寝る前にベッドの端に並んで座り、読み聞かせをしています。かなり小さな時から継続しているので、完全に習慣化しています。
今回は、そんな読み聞かせにピッタリのおすすめ絵本を紹介していきたいと思います。
目次
絵本選びで重要なこと
私の持論ですが、よい絵本を判断するには、絵本の構成要素を見て判断すると良いと思っています。題材(扱っているテーマ)、ストーリー、文章、挿絵の4つです。
題材やストーリー、挿絵も重要ですが、私は文章をかなり重視しています。豊かな表現は語彙力アップに役立ちますし、論理的に構成された文章は子どもの読解力アップに繋がります。
完全に余談ですが、私は学校の授業でやった、作者の気持ちを推察しよう系問題が大きらいでした。知らんがな!と思いながらやっていました。
他人の気持ちを汲み取ることも大事ですが、そうした機会は日本では割と溢れています。筋道立てて書かれた文章を読み解く、組み立てる機会をもっと増やすべきだと思います。(偉そうなことを言っていますが、ただ、苦手だっただけです)
決して叙事的な文を否定しているわけではありません。私は文学作品や和歌、俳句の文は好きです。自分が子供の頃に読んでいた絵本で、未だに印象に残っている本があります。最近、読み返してみたら、文は谷川俊太郎さんが書かれていました。あぁ、だからか、と妙に納得しました。
要は用途に応じた文章の書き方が必要、と考えています。(偉そうなことを言っていますが、ただ、作者の気持ちを推察しよう系問題が苦手だっただけです)
前置きが長くなりましたが、早速おすすめの絵本を紹介したいと思います。
おすすめ1 おこだでませんように
あらすじ
小学一年生の主人公はいつも怒られてばかり。七夕の短冊に主人公が書いたお願い事が、予想外の結果を引き起こします。
あなたは子どもの本当の気持ちに気づいてあげられていますか?
と親が問いかけられてしまうような本です。この本には正直やられました。それほど感情的にならない私も、後半部分はグッとくるものがありました。親に余裕がないときは、どうしても子どもの気持ちに寄り添うことができていなかったりします。
そこを今一度気づかせてくれるような本です。時々、この本のことを思い出して、子どもの言動の理由や子どものとの接し方がどうか、見直しています。
また、登場人物が関西弁で話をするので、そんな部分も子どものお気に入りポイントです。関西弁で書かれた文章を読んどると、なんや知らへんけど、関西弁でしゃべりたなるんで、みなさんも気を付けてや、ホンマ。
おすすめ2 だいじょうぶだよ、モリス
あらすじ
だれもが苦手とするものや怖いと思うものはあります。子どもが苦手や恐怖を感じた時にどのように話をしてあげればよいか。新しい学校に転校してきたモリスが、日常で感じる不安や恐怖を周りの人たちと乗り越えていく物語です。
子どもが感じる、こわい、いやだという気持ちをどうやって取り除いてあげればいいのか。具体的な方法が知りたい!という親の希望が、本書の「魔法の言葉」でたちまち消えます!
読んでから早速、うちでも活用できる機会があったので、試してみましたが、効果があったようです。特に、嫌なものに名前とキャラクター(個性)を付けてあげる、という方法はとっても効果的です。
この本は曜日が分かれていますので、もし読み聞かせが習慣化されていなければ、曜日ごとに読んでいくと良いかもしれません。続きが気になって、子どもの方から読んでほしいと言ってきたり、自分で読んだりすると思います。
原文はスウェーデンの本ですが、日本語訳をオリラジのあっちゃんが担当しています。後書きにも述べられていますが、性別を気にせず読めるように工夫した点は良かったと思います。
おすすめ3 うみいろのバケツ
あらすじ
女の子が持っていた海とそっくりの色のバケツは、夏の海でみんなに人気者です。毎日、色々な生き物がやってきます。ある日、バケツの中から聞こえてきた声に、女の子は驚きます。海色のバケツを通して女の子に訪れたひと夏の思い出。
少し古い、かつあまり有名な本ではないかもしれません。
ですがけして内容は古臭く感じません。ストーリーや文章も素晴らしく、あっという間に読んでしまいます。そして何より、絵がとってもかわいらしいです。色彩も美しくて、絵を見るだけでも楽しめます。
波打ち際の泡をレースに見立ててストーリーを構成するあたりが特に素敵だと思います。海に行ったとき、子どもたちも泡のレースだ、と盛り上がったりして、語彙力アップ?が図れるかもしれません。
おすすめ4 ルビィのぼうけん
あらすじ
ルビィは想像力豊かな女の子。ある日、ルビィはパパからの手紙を見つけ、冒険の旅に出かけます。ルビィの冒険を通して論理的な思考とプログラミングの基礎的な考え方を学んでいきます。後半には、実践課題が付いています。
プログラミングを絵本にしてみました、という作品です。プログラミングと言っても、実際のコードが出てくるわけではなく、論理的思考の概念を絵本に落とし込んだ内容です。
登場キャラクターたちの個性がしっかりしていて、主人公のルビィと一緒に冒険するなかで、少しだけ論理的な考え方に触れられるようになっています。
この本は、ただ読むだけの絵本ではありません。いかに実践につなげられるか、という点がポイントです。実際に論理的思考が求められた時に、ルビィの話の登場キャラや場面に当てはめて考えてみると、より理解が深まると思います。
お子様の年齢に合わせて実践のレベルを調整できるので、ある意味幅広い年齢の子どもに読ませられる本だと思います。
ルビィシリーズは他にもインターネットやコンピューターを扱ったものがありますので、本書を読んで気に入った方は、他のシリーズもチェックしてみてください。
おすすめ5 おしりたんてい
最後は言わずとしれた超名作にして迷作のおしりたんていシリーズです。
もう、この本に関しては、説明は不要だと思います。
子どもはこうゆうネタ好きですよね。子どもの心を掴んで離さない。おしり探偵に嫉妬してしまいます。クレヨンしんちゃんと同じ切り口なのに(違う)、この漂う気品は何でしょう。(多分気のせい)
もし、まだ読んだことがない、という方はぜひ手にとって見てください。テレビでアニメ放映していますので、そっちからスタートして、本も読んでみても良いと思います。もし本にもはまれば、そこから読書習慣に繋げていくこともできるかもしれません。
書籍は大判と通常版があります。内容も大判のほうがより小さな子供を意識して作られています。ブラウンもまだ話すことができません。
おわりに
いかがだったでしょうか。今回は年中〜小学校低学年くらいの子どもにおすすめな、読み聞かせ絵本を紹介しました。
まだまだおすすめの絵本はたくさんあるので、またの機会に紹介したいなと思います。
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